酒井嘉和 / 2022年発行(A5判) 年代: 2022
¥1,320 状態: 【並上】
単(ハードカバー) 壮神社 / 「肥田式強健術」の創始者として知られる肥田春充(1883~1956)の生涯を、1次資料 を駆使して詳細にたどる本格的評伝。第1巻「青年編」では、幼少期から強健になり3 大学4学科を卒業し、志願兵として軍隊に入るまでをたどる。 はじめに春充に多大な影響を与えた武術家である祖父、蘭方医である父、キリスト教者 である兄の生涯から説き起こし、虚弱で2度死の宣告を受け、立て続けに家族5人を失 った幼少時代を眺め、どのように独自の「強健術」を編み出したのかを、春充の足跡を たどることにより明らかにする。 そして、「強健術」の原理とされる「中心力(気合)」についても、春充が「強健術」 を造り上げる過程を詳細にトレースすることにより、その正体を明らかにしていき、現 代では失われてしまった「身体操作技術」であることを解明していく。 |
酒井嘉和 / 2022年発行(A5判) 年代: 2022
¥1,320 状態: 【並上】 帯あり
単(ハードカバー) 壮神社 / 禅の境地と等しいと言われた「聖中心落節」とは何か? 肥田春充(1883~1956)は、自ら編み出した「強健術」を無心に行っている時、突如腰と腹の中心から巨大な力がほとばしり出る体験をし、同時に無念無想の境地が開ける。それから、彼の肉体と精神は全く一変してしまう。そして、その時の姿勢が座禅の姿勢と一致することを見いだす。後に、この境地は禅界の巨頭飯田トウ隠老師(1863~1937)より大悟徹底の域と認められることになる。 前巻『青年編』に引き続き、『壮年編』では「強健術」の変遷を詳細に分析することにより、「聖中心落節」体験とその後に起こった身体的、精神的変化を何であり、どのようなものであったかを検討する。また、ベストセラー小説『食道楽』の著者村井弦斎(1863~1927)や修養団創始者蓮沼門三(1882~1980)、平民病院長加藤時次郎(1859~1923)など様々な分野の人物との交流を通し、春充の社会的活動、国政との関わりなど、結婚して伊豆八幡野に移り住んでからも益々広がる人脈と深まる境地をたどっていく。 |